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磯釣りデビュー!寒グレ(メジナ)狙いの最初の一本、磯竿選びのポイントを徹底解説

「この冬こそ磯釣りに挑戦して、美味しい寒グレ(メジナ)を釣ってみたい!」

そんな熱い思いを胸に、いざ釣具店へ!しかし、ズラリと並ぶ磯竿を前に「どれを選べばいいの…?」と立ちすくんでしまう初心者の方も多いのではないでしょうか。

磯竿は、磯釣り、特にフカセ釣りで寒グレを狙う上で非常に重要なタックル(道具)です。適切な一本を選ぶことが、釣果への近道と言っても過言ではありません。

そこで今回は、寒グレ狙いの磯釣り初心者さんに向けて、磯竿選びの基本から分かりやすく解説します!

まず、なぜ普通の万能竿ではなく、「磯竿」なのでしょうか?

繊細なアタリを捉える穂先

寒グレは、水温が低い時期には食い込みが浅く、アタリが非常に小さいことがあります。磯竿のしなやかな穂先は、この小さな変化を捉え、釣り人に伝えてくれます。

磯場は足元から水深があったり、手前に根(沈み岩)があったりすることが多いです。5m前後の長さがある磯竿は、仕掛けをコントロールしやすく、根掛かりを避けたり、魚を根から引き離したりするのに有利です。

グレは掛かると強い引きで抵抗します。磯竿全体がしなやかに曲がることで、魚の急な突っ込みを吸収し、ハリス(針を結ぶ糸)切れを防ぎ、じっくりと魚を寄せることができます。

では、具体的にどのような点に注目して磯竿を選べば良いのでしょうか?初心者の方が押さえておくべきポイントは主に3つです。

  • 理由: 磯釣りの標準的な長さです。5.3mが最も一般的で、仕掛けの操作性、遠投性、足場の高い場所でのやり取りなどにバランスが取れています。5.0mは、やや短くなる分、軽量で操作性が向上し、風の影響も受けにくくなるため、初心者の方や体力に自信のない方にも扱いやすいでしょう。
  • 寒グレ狙いでは: 冬のグレは深いタナ(魚がいる層)にいることも多いため、ある程度の長さがあった方が仕掛けのコントロールがしやすくなります。最初は5.0mか5.3mのどちらかを選んでみましょう。
  • 号数とは?: 磯竿の硬さ(パワー)を表す指標です。数字が小さいほど柔らかく、大きいほど硬くなります。この号数は、使用するハリスの太さとも関連しており、一般的に「ハリスの号数×10倍」が竿の適合号数の目安とも言われますが、あくまで目安です。
  • 寒グレ狙いの初心者向け:
    • 1号〜1.2号: 竿が比較的柔らかいため、魚の引きを竿全体で楽しむことができます。軽い仕掛けも扱いやすく、食い込みも良いとされます。40cmくらいまでの口太(クチブト)グレが主なターゲットであれば十分対応可能です。
    • 1.5号: 最もオールラウンドな号数と言われ、初心者の方が最初に持つ一本として非常に人気があります。口太グレはもちろん、多少の良型尾長(オナガ)グレや、不意の大物にもある程度対応できるパワーがあります。操作性とパワーのバランスが良いのが特徴です。
  • ポイント: 寒グレは繊細なアタリを捉える必要があるため、あまり硬すぎる竿は初心者には不向きかもしれません。まずは1号〜1.5号の間で、ご自身の体力やよく行く釣り場の状況(魚の平均サイズなど)を考慮して選びましょう。迷ったら、まずは1.5号を選んでおくと、幅広い状況に対応しやすいでしょう。
  • 調子とは?: 竿のどの部分を中心に曲がるかを示すものです。
    • 先調子(さきぢょうし): 竿の先端部分が主に曲がり、手元はしっかりしています。シャープな操作性が特徴で、仕掛けの投入や合わせ(アタリがあった時に針を掛ける動作)がしやすいメリットがあります。
    • 胴調子(どうぢょうし): 竿の真ん中あたりから大きく曲がります。魚が掛かると竿全体がしなやかに曲がり込み、魚の力を吸収してハリス切れを防ぎやすいのが特徴です。じっくりと魚とのやり取りを楽しみたい方に向いています。
  • 初心者向け: どちらが良いとは一概には言えませんが、胴調子の竿はタメているだけで魚を浮かせやすいので、やり取りに慣れていない初心者の方でも比較的扱いやすいと言われています。一方、先調子は操作性に優れるため、仕掛けを正確にポイントへ運びたい場合に有利です。可能であれば、釣具店で実際に竿を振らせてもらい、フィーリングの合うものを選ぶのが理想です。

長時間竿を持つことになるので、できるだけ軽いものが疲れにくくておすすめです。最近の磯竿はカーボン素材の進化により、軽量化が進んでいます。200g前後が一つの目安になるでしょう。

糸が通るリングのことです。最近は「IMガイド」という糸絡みしにくいガイドが搭載されたモデルが多く、初心者の方には特におすすめです。

最初の一本は、数千円台のエントリーモデルから2万円前後のものまで様々です。あまり安価すぎるものは耐久性や性能面で劣る場合もあるため、できれば信頼できるメーカーのエントリーモデル以上を選ぶと長く使えるでしょう。

寒グレ狙いの磯釣り初心者さんにおすすめの磯竿の目安は…

  • 長さ: 5.0m または 5.3m
  • 号数: 1.2号 または 1.5号 (迷ったら1.5号が無難)
  • 調子: どちらでも良いが、胴調子系はやり取りが楽な傾向
  • 重さ: 200g前後を目安に、できるだけ軽いもの
  • ガイド: IMガイドなど、糸絡みしにくいものがベター

これらのポイントを押さえて、ぜひご自身にピッタリの一本を見つけてください。そして、安全には十分に注意して、冬の磯で寒グレとの出会いを楽しんでくださいね!

最後に、釣具店のスタッフさんに「寒グレ釣りを始めたい初心者です」と相談してみるのも非常に有効です。 あなたの状況に合わせた的確なアドバイスをもらえるはずですよ!

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